株式配当の効果
みなさんこんばんは、宇宙戦艦山本です。
さんざんTwitterでもつぶやいておりますが、VNINDEXが絶好調です。
私の保有株式は絶不調です。
VNDベースでもしっかり赤く染まり、カープファンの私は歓喜しているわけです。
まぁ長期投資なので、良いときもあれば悪いときもある。
ヒトはヒト、自分は自分。
ウオオオオッォオオアアアヴァッヴァアロオオァアアッッウ!!!・・・フオォ
はい、すっきりしました。
そんなわけで、今の市場分析は他の方々にお任せして、私は別のお題へと移ろうと思います。
「100株に対して20株配当」みたいなやつですね。
これって単純に考えれば株式分割と同じなんですよね。
分かりやすく例を挙げてみます。
<株式配当前>
株価(a):VND10,000
発行済株式総数(b):1百万株
時価総額(a)×(b):VND10,000×1百万株=VND100億
こんな会社が、仮に「100株に対して100株配当」すると、理論上は時価総額が変わらないはずなので、以下の様になるはずです。
<株式配当後>
株価(e)÷(d):VND5,000
発行済株式総数(d):2百万株
時価総額(e):VND100億
こんな感じで、発行済株式数が2倍になり、その分、株価が半分になるわけです。
色んな方のブログやホームページを見ると「ベトナムは株式配当が多いから、いつの間にか持株が増えて美味しいウホッ☆」みたいなことが書いてあります。
「株は増えてるけど、株価下がってるから意味ないじゃん!!」
という声が聞こえてきそうです。
実は私も最初はそう思って、色々調べました。
株の面白いところでもあり難しいところは、理論通りにならないところなんですよね。
結論から言うと、「株式配当とは、企業が自分で自分に気合を入れる行為」なんだと思います。
なんかよく分からないことを言ってますが、つまりこんなことではないでしょうか。
1.株式配当を実施。
2.株価がその分下落する。
3.株価が下落した分、より多くの人に株式がいきわたる。(10万円だとためらう人がいても、5万円だと買う人がでてきますよね。それです。)
4.買った人は当然次回の現金配当に期待する。理論上は次回の現金配当がこれまでの半分になるはずだが、なんだかんだそれ以上を期待する。だって人間だもの。
ここまではよくある展開。
大事なのはその後。
成功パターン:好調な業績にて着地
「っしゃー!ほらみろ儲かったでえぇ!!!増配だ増配だああぁ!!」
⇒株主万歳。
⇒株価上昇。
失敗パターン:業績低迷にて着地
「あかん・・減収減益だ・・すいません、ちょっと今回は内部留保を優先で・・」
⇒株主失望。
⇒株価下落。
こんな未来にわかれるんですよね。
つまり、株式配当を実施すると、次回の配当に対する責任が重くのしかかってくるわけです。
裏を返せば、次回の業績に対して強い自信がみなぎっていると言えるのです。
投資家はみんな分かっているので、株式配当が実施されることが発表されると、結局株価は理論値より上がるのが通常なんですよね。
日本の市場でも、株式分割が表明されると株価が上昇に転じることがよくあります。
ベトナムは株式配当が多いということは、やはりベトナムが国全体として右肩上がりと言っていいのではないでしょうか。
そんなわけで、お願いです。
VNMよ。生き返ってくれ。
(長期投資?何それ)
それでは今日はこの辺で。