ベトナム株にかかる税金
みなさんこんばんは、宇宙戦艦山本です。
Twitterで税金の話が出ていましたので、今日は真面目に(いつも真面目だけど!!)税金の話をしようと思います。
先に断っておきますが、私はただのサラリーマンであって、税理士の資格は持っていません(FP1級は持ってますが・・)。なので細かい話は税理士へご確認ください(定型文)。
さて、税金の話。
原則として、日本の居住者が所得を得た場合、国内の所得もベトナム他海外の所得も両方とも日本で課税されます(全世界所得課税方式というカッコいい言い方があります)。
「当たり前だろ!」という声が聞こえそうですが、意外とこれは落とし穴になっていて、例えばベトナムに銀行口座を作って、預金利息を小銭程度得た場合であっても、原則として日本でちゃんと申告して税金を納めないといけません。
(と言っても、基本的に非居住者はベトナムで銀行口座が作れませんが(IICA以外))
ちなみに預金利息(利子所得)に対しては20.315%課税されます。
100万円分の利息を海外の銀行でもらった場合、20万円以上持って行かれるわけです。
結構あるんですよね、ベトナムじゃなくてもどこか海外に銀行口座を開設していて、がっぽり預金利息をもらいながら、こっそり申告せずにムフフな思いをしている人が。
えぇ、やられます。
ところで、ベトナムに住んでいる人はどうなるのかというと、同じ様に日本とベトナム他海外で得た所得(全世界所得)をしっかりベトナムに申告し、ベトナムで課税されることになります。
ここで面白いのが、ベトナムって預金利息が非課税なんですよね。
さっきと同じように100万円分の利息をもらった場合、まるまる投資の肥やしポケットに入れることができるのです。
いいですね、ベトナム駐在!
さて、Twitterで話題になっていたのが、このパターン。
(分かりやすい様に、ちょっと盛ります。)
<前提>
・ベトナム駐在中の長きにわたり、ローカル銀行の定期預金でムフフな利息をもらっていた。
・当然、ベトナムでは利息が非課税なので、定期預金は雪だるま式にどんどん膨らんでいった(うらやましい!!)。
・この度、日本に帰任することになったので、ローカル銀行にあるお金を全額日本の銀行に送金する予定。
<疑問>
送金額の中には大量の利息相当資金があるが、これって日本で課税されないの?
なかなか面白いですよね!(私だけかもしれませんが)
ベトナムでは利息が非課税だったけど、日本では課税されるんだから、なんかまずい気がする・・。
確かにそう思えてきそうです。なんかやましい気がする。
結論を先に言うと、課税されません。ヤッター!
税理士の先生に問い合わせたところ、
・非居住者(ベトナム在住者)が日本で納めないといけない所得は、日本で得た所得のみ。
⇒ベトナムで得た利息はベトナムの所得なので、日本では課税されない。
⇒ベトナムに住んでいる間はベトナムで納税が完結しているので、その間に得た所得に対して後からさかのぼって日本が課税することはしない。
⇒過去にベトナムで稼いだ利息は全然関係ない!
という論法の様です。なるほど、さすが先生。
なんなら、利息に限らず、配当だったり、キャピタルゲインだったり、給与だったり、どんな所得でも、ベトナム居住中にベトナムで納税してたら、日本では永久に非課税ということになります。
それを思うと、税率の低いベトナムに住むと、本当にお金が貯まるなーって思うわけです。
誰か私をベトナムに駐在させてください。”しんちゃお”しか言えませんが。
ところで、ベトナム株って結構高配当が多いのは嬉しいのですが、日本に住んでいる限り、配当金に20.315%の税金を納めないといけないんですよね・・。
いや、本当にベトナムに住ませてください。お願いします。
「NISAでやればええやん」って思ったあなた。天才です。
NISAなら年間120万円の投資枠の中で得た配当金もキャピタルゲインも非課税!素晴らしい!
はい、当然、私はアイザワ証券で口座開設をする際、NISA口z・・・・
あああああああああああああああああああああぁぁあぁああああ!!??!!?!!!
やってしまった・・・
明日・・・アイザワ証券に・・電話してみます・・もう・・ダメですよね・・・
来月末に4万円くらい配当があるはずなのに・・・1万円近く・・持って行かれるのか・・・
それでは・・今日は・・・この辺で・・・・